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海外向け英文政府広報誌『JAPAN+』10月号にETIC.が掲載されます!

海外向け英文政府広報誌『JAPAN+』10月号にETIC.の紹介記事が掲載されます。この雑誌は、欧州、アジア、アフリカ地域など、世界189カ国に約5万部発行されます。

この雑誌に「雇用の促進に向けて」と題し、ETIC.のインターンシップ・プログラムが取材されました。(以下、和訳)

「変わる就労意識(インターンシップ)」

 かつて、大学卒業後はより良い企業に就職し、その中で出世を目指すのが日本型のキャリアアップだった。しかし今、社会人を目指す学生たちにとって、自分たちのキャリアを考える上での選択肢はより幅広いものになってきている。中でも、企業での仕事を実体験するインターンシップは、学生にとって「社会で働く」実像をつかむための、希少なチャンスであり、学生のうちに経験しておこうという動きが、年々強まっている。
 
 実践型インターンシップなど、さまざまな機会を若者に提供する団体ETIC.(Entrepreneurial Leader:起業家型リーダー)の輩出を目指すNPOである。毎年数百人の学生をインターンシップに送り出しているこの団体の代表宮城治男氏は、就職に関する若者の意識の変化について、次のように語る。

「今の学生は、バブル崩壊後に社会状況を見て、大企業などに対する信頼感が崩れてきている世代です。その結果、学生は今大きく二極化しています。資格取得など、確かなものを求める保守的な人がいる一方で、自分自身の価値観を持ってインターンを志望する、変化の時代だからこそ面白いと考える人たちも多くなってきました。」

 ネットオークションを運営するベンチャー企業オークセールで実際にインターン生として働く早稲田大学4年生の阪本朝雄さんは、インターンについて「経営とは何だろう、ということが知りたくて、小規模で厳しい指導をしてくれる企業を志望しました」と言う。「実際に働いてみて、甘い考え方を一から叩き直されました。今まで、何かに必死になって取り組んだ経験がなかったのですが、ここでは皆が必死に働いている。やるからには本気で取り組もうと思い、現在学校を1年間休学しています。インターンの経験を通して、自分にはこれだけのことができる、という物差しができ、それが自信にもつながりました。ベンチャー企業なので、社長や取締役との距離が近く、刺激を受けられるのもインターンの魅力の一つです。」

 当初はアメリカ留学を志していたが、インターンの経験を通して、さまざまな将来の選択肢を考えるようになった。復学後は、自分を成長させてくれる厳しい現場のある企業への就職活動を始めるそうだ。

 オークセールの代表取締役COOの福島誠司氏は、企業がインターンシップを受け入れる意味について、次のように述べる。

「ベンチャー企業に最も必要なのは、実は人材なのです。学生は打算的に考えず、情熱がある。非常に人材として有用だと我々は考えています。学生の資質が高いほど、こちらも本気で受け入れなければなりません。彼らは真剣に作業にあたっているので、社員が見逃してしまうことでも気が付いて、会社の機器を救ってくれたことが何度もありました。こちらは、来てくれた学生に、仕事に対する本気の“ウィルス”をうつすことでそのお返しをしようと考えています。」

 社会において、初めて仕事を体験する学生と、それを受け入れる企業。互いに本気で取り組むのが、インターンシップ成功の鍵のようだ。学生はまた、こうした経験を通してこそ、将来のビジョンをより明確につかむことができるようになるのではないだろうか。