何を目指しているか
生物多様性や自然資源の回復など、地球環境の再生と事業性の両立にチャレンジするリーダー育成のエコシステムを、地域・企業・研究者・環境保全団体のみなさまと共につくることを目指しています。
なぜこのテーマに取り組むのか
自然に棲む生き物は、私達の生活やビジネスに不可欠な価値を提供し、インフラの役割を担っています。 それが今、経済活動が招いた気候変動や生物多様性危機により、様々なリスクが顕在化しています。
この気候変動、生物多様性危機という2つの危機に対し、国際的な枠組みでは「カーボンニュートラル」に加え「ネイチャーポジティブ」の達成を目指すことも宣言されました。 日本でも「生物多様性国家戦略2023-2030」が閣議決定されています。 一方で、地域、企業、個人のレベルでの統合戦略は示されず、実装に向けての課題は山積みです。 このような状況では、戦略を待たずに自身の力で切り拓くリーダー人材が求められます。ここにETIC.として貢献できる介在価値を感じています。
また、気候変動や生物多様性危機による影響は信じられないくらい広範に及びます。それが近い将来、”社会課題の親玉”になると感じており、今のうちからやっつけたい、そのための仲間を増やしたいという想いがあります。 さらに、今年23年2月に第一子が生まれたのですが、10 年後少し大きくなったときに「こうなること分かってたのになんで生んだん!」と怒られないように、「おとんもがんばってるよ」とかっこつけたいという個人的なしょうもない動機もあります。
何をしているのか
ステータスとしては現在準備中で、2024年度にいくつかのプログラムを開始予定です。 ETIC.だけでは実現することができない大きな課題なので、地域・企業・研究者・環境保全団体といったステークホルダーの皆様と議論を繰り返して構築する共同プロジェクトの形をとっています。 具体的なパートナーや詳細は差し控えますが、以下のような構想です。変更になる可能性もあります。
<取り組む内容>
①再生型事業プレイヤー育成
②インパクトマネージャー育成
③ソイル・ディベロップメント(エコシステムの形成)
※再生型事業プレイヤーとは 自然や生態系のメカニズムを理解し、その潜在能力を引き出すことによって地球環境の再生を加速させ、また同時に地域・社会課題の解決や新しい価値創出の両立を目指す担い手のこと。
※インパクトマネージャーとは 生物多様性インパクトにおいて測るべき指標設計→モニタリング→評価といった一連のマネジメントサイクルを、各対象に実装する担い手のこと。 特に生物多様性の領域は黎明期であり、プレイヤーを育成する仕組みやビジネスモデルはもとより、指標やモニタリングなどのインパクトマネジメントの方法論に至るまで確立されたスキームは一切存在しません。 そのため、生態系をコンパクトに備えた実証フィールドを構え、実践と研究のサイクルを小さく回し、成果・データ・ナレッジを積み上げ、それらを社会と共有していくラボとして、実験的に取り組んでいきたいと考えています。
今後の具体的なプラン
実現に向けて、ヒト・モノ・カネ、あらゆるリソースがまだまだ足りていません。 ピンと来る方がいらっしゃいましたら、ぜひ問い合わせください!
- 本プロジェクトを一緒に推進するチームメンバー(1名)
- 共同で構想を進めるリードパートナー ・メンター、アドバイザーとなって応援してくださる方
- リーダー育成事業に資金面で応援してくださる方
- 自社の人材育成に関心をお持ちの方
- 自然、生き物に関連した再生型事業を推進したい方
- その他、ご一緒いただけそうなアイデア・ネタをお持ちの方
- なんだかわからないが熱くなって動き出したくなった方