2023年10月27日に科学技術振興機構との連携企画として「ネイチャーポジティブと科学技術」を開催します

2023年10月27日(金)に実施する「サイエンスアゴラ2023」のオンラインで実施する企画にスタッフの倉辻が参加します。

集え!ネイチャーポジティブに挑むチャレンジャーたち!
ネイチャーポジティブと科学技術
Science for Nature Positive
https://peatix.com/event/3700376/view

実生活や経済活動などさまざまな場面で、「ネイチャーポジティブ」な行動を期待される機会が増えています。

アカデミアにおいては、生物多様性の保全やカーボンニュートラルに資する研究開発成果が日夜生み出されているものの、ネイチャーポジティブへの直接的な貢献とも言うべき「社会実装」には多くの障壁を乗り越えなければなりません。

TNFDが開示されるなど重要性が増している今、本セッションではバリューチェーンの上流から下流までのさまざまなステークホルダーが集い、そうした障壁を乗り越えるために必要な方法論をケーススタディ方式で考えます。

■登壇者プロフィール

近藤 倫生 Kondoh Michio
東北大学大学院生命科学研究科教授
専門は生態学。1996年京都大学理学部を卒業、2001年同大学理学研究科で博士(理学)を取得。英国カーディフ大・オランダ生態学研究所客員研究員、龍谷大学講師・准教授・教授を経て、2018年より現職。数理モデルを利用した理論群集生態学、大規模生態系データに基づく生物多様性研究等を幅広く推進。2019年より環境DNA観測ネットワークANEMONEを主催。

佐藤 太一 Satoh Taiichi
株式会社佐久 専務取締役
南三陸で江戸時代から林業を営む歴史ある会社「佐久」の12代目。理学博士。東日本大震災を機に家業の株式会社佐久に入社。国際森林認証 (FSC)を活用し、南三陸杉をはじめ、南三陸林業の発展を模索しています。

髙橋 麻美 Takahashi Asami
MSCジャパン 漁業担当マネージャー
持続可能な漁業の普及に努める国際的な非営利団体MSCの日本事務所に在籍し、認証取得の検討や継続のサポートを行う他、規格の改定に際してロンドン本部の科学・規格担当への国内漁業の状況のフィードバックを行う等、日本におけるMSC漁業認証の普及に努める。以前は日本科学未来館にて科学コミュニケーターとして、科学館、企業、研究機関などと連携し、科学技術や研究者と一般市民をつなぐ様々なプロジェクトを担当。その後海洋研究開発機構の広報職を経て、2019年より現職。

倉辻 悠平 Kuratsuji Yuhei
NPO法人ETIC. 事業本部 プロジェクトリーダー
1985年大阪生まれ。立命館大時代、国際協力や世界一周にいそしむ。卒業後、2009年に株式会社リクルート入社。2014年、フィリピンのスラム地区に住む若者向けキャリア支援事業を行うソーシャルベンチャーを創業。2018年に代表交代した後、ひょんなことからETIC.に参画。現在は、医療・ヘルスケア、生物多様性などのテーマを中心に、いくつかのプロジェクトを手掛けている。名前の通り、平和な世界を作りたい。