何を目指しているか
自然災害が多発する中、地域に根差した中間支援組織・まちづくり団体等が、被災者のニーズの隙間を埋めるコーディネーションや、中長期的な自立的復興を担っていき、より良い復興を実現していくための基盤づくりを目指しています。
なぜこのテーマに取り組むのか
ETIC.のローカルでの取り組みの裾野が広がり、いまでは全国300近い市町村に、中間支援組織の仲間や、起業しているOBOGたちがいます。結果、全国各地で豪雨災害が多発する中、私たちの仲間たちが被災するケースや災害支援に動くケースも広がっています。
地域に根差した彼らが発災時に担える役割は小さくなく、また機動力を持って動ける一方で、災害はその経験がないと動き方に迷うことや、また資金的な後ろ盾もないため、手弁当で動くことになります。行政や社会福祉協議会、また全国的な災害支援団体と比べると、その脆弱性は言うまでもなく、地域の中間支援組織やまちづくりに取り組む人たちを支えていく基盤づくりの必要性を感じ、動き始めています。
何をしているのか
発災時の初動2~3ヶ月を支えるために、趣旨に賛同いただいた地域の中間支援組織のみなさん同士で資金を拠出しあう、共済型の基金を立ち上げています。これまでに、2022年8月の新潟豪雨での村上市の支援、2023年5月の能登地震での珠洲市の支援、2023年7月の秋田豪雨での秋田市の支援に、この基金を用いて、現地に入りこむ中間支援組織への資金助成をしています。
また平時から災害時のナレッジを高め合うための月1回の研究会を2022年5月から開催する他、動画での研修コンテンツをアーカイブ化しています。加えて、こうした趣旨に賛同いただける企業・財団の皆さまとの連携も進めており、フェリシモ「もっとずっときっと基金」やベネッセこども基金さん等と災害時支援の連携を行っています。 https://saigaishienfund.etic.or.jp/
今後の具体的なプラン
- 地域で活動されている方々
- 共済型の基金づくりにぜひ参画ください
- 毎月災害・防災研究会を開催しています
- その他、災害時の備えを確認するためのアセスメントの実施や動画研修コンテンツも活用ください
- 企業や個人のみなさま
- 災害時の地域の中間支援組織を支える基金へのご寄附をお願いしています
- 災害・防災研究会にもご参加いただけますので、関心をお持ちいただける方はぜひご連絡ください