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【人事 / 採用】採用決定者の平均エントリーは「1.9件」—DRIVEキャリア求職者の本気度
ソーシャルセクターの人事担当者からよく聞かれる「面接が場当たり的で、評価もバラバラ。結局いつも同じ人に頼りがち」というリアルな悩み。
そこに応えるべく、先日開催された勉強会「ブレない選考面接の仕組みとは~認定NPO法人フローレンスの事例から学ぶ~」。当日参加できなかった方にも学びのおすそ分けをしたく、開催レポートをお届けします
ゲストにお迎えしたのは、フローレンスの人事部門、迎える育むチームの花山新平さんと陣内一喜さん。病児保育や障害児保育園、こども宅食、赤ちゃん縁組など多岐にわたる事業を展開する同団体では、人事部門と現場スタッフが協力して面接を行っています。
ただ、事業の変化のスピードも速く、組織が変化すると共に、関わる面接官も変わっていく中で「いかにブレない選考をするか」は、フローレンスさん自身も長年抱えていた課題だったそうです。
普段は保育の現場で、対人支援のプロフェッショナルであったとしても、面接する側の経験もないスタッフも多い。その中でも迷わず臨めるよう、事前準備から面接後の申し送りまで一貫した研修や仕組みがありました。なかでも、今すぐ取り入れたい3つの施策についてご紹介します。
面接官デビューを控えたスタッフは、まず、約40分のeラーニング研修を受けます。そこでは 「面接官と候補者は対等の立場である」というマインドセットや、面接で聞いてはいけない事柄の基礎知識、本音を引き出すための「冒頭のアイスブレイク」といった基本スキルが押さえられているのですが、花山さんが一番大事と語るのが「ペルソナの理解」です。

そして、いざ面接本番。ここでは候補者の本音を引き出すテクニックとして「なぜ」の深掘りが紹介されました。「なぜ病児保育をやりたいのですか?」という質問に対し「困っている人を支援したいから」という回答で終わらせず、なぜ?を繰り返す。そうすると「実は自分も…」と過去の経験や、そこで感じた違和感や葛藤などが出てくる。踏みこんで問いを立てていくと、その方の原体験(ストーリー)が引き出され、本音にたどり着くことができるのです。
加えて、面接ではフィードバックをお伝えすることも。コミュニケーションが強みだとおっしゃっている候補者には、「あなたのコミュニケーション力はもちろんですが、こどもへのきめ細やかな目配せは、うちでも活かせる強みですよ」といった感じで、面接中に対話を通じて見えた強みをフィードバック(魅力づけ)をします。こうして入社意欲を高めることも、選考辞退を防ぐ重要なポイントとして語られました。
実際の面接では、独自の「面接シート」を活用。白紙のメモではなく、「チームワーク」や「自己管理」といった面接で確認したい項目ごとに分けて記録します。ただ、面接の時間内にすべての項目を埋めるのはほぼ不可能だそうで(笑)
だからこそ、事前に適性検査や職務経歴書を確認し「今回はここを重点的に深掘りしよう」と面接官同士で作戦会議をしてから臨むのが、質の高い対話を生むコツなのだそうです。
勉強会の最後は、参加者からの質疑応答タイムに。
「実は私たちもそれが課題…」と頷く花山さん。解決策として「ここは聞ききれなかった」という懸念点を次の面接の担当者へ包み隠さず引き継ぎ、プロセス全体で本音に迫る工夫をしているそうです。
一次面接では「団体全体へのフィット感」を重視。変化の激しい組織であることをお伝えし、その際の反応などから、団体の行動指針(カルチャー)に合うかどうかを確認しています。
スキル重視になりがちな人事・経理など管理部門の採用ですが、陣内さんは「NPOという性質上、長く活躍してもらうためにもビジョン共感は重要」と語ります。

――この言葉には、多くの参加者が腹落ちしたような瞬間が生まれました。
今回、フローレンスさんの仕組みだけでなく「研修で何を伝えているか」という具体的な中身まで惜しみなく公開してくれた勉強会。再現性の高い選考を可能にする仕組みと、明日から実践できるノウハウに溢れた大満足の時間となりました。今後もソーシャルセクターの実践者が集い、互いの知見を共有できる場を企画していきますので、ぜひ皆さんのケースも聞かせていただけたら嬉しいです。
5月27日(水)には、合同採用よろず相談会を実施します。DRIVEキャリアにご契約がなくても参加ができる無料の相談機会です。採用要件のご相談や、媒体選びのコツなど、知りたいことを持ち込んでください。ソーシャルセクターの採用経験豊富なコーディネーターがご対応いたします。
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