プレスリリース
NPO法人エティック、休眠預金の資金分配団体に。防災の観点から地域の共助力・機動力を高めるプロジェクトを実施する中間支援組織を資金面・非資金面で支援。12月25日まで実行団体を募集。
防災・災害支援事業WEBサイト:https://saigaishienfund.etic.or.jp/kyuminyokin
NPO法人ETIC.(エティック、東京都渋谷区)が提案した「地域の共助力・起動力を高める地域中間支援組織による防災・災害支援事業-地域中間支援組織の広域BCP計画策定および資源開発と発災時のコーディネート活動支援-」が、一般財団法人日本民間公益活動連携機構(JANPIA、二宮雅也理事長、東京都千代田区)により採択されました。
休眠預金等活用法(民間公益活動を促進するための休眠預金等に係る資金の活用に関する法律)は、金融機関で10年以上取引のない休眠預金等を活用し、国や地方公共団体が対応困難な社会的課題の解決を図ることを目的に制定され、2018年に施行されました。
このたび、ETIC.が提案した「地域の共助力・起動力を高める地域中間支援組織による防災・災害支援事業-地域中間支援組織の広域BCP計画策定および資源開発と発災時のコーディネート活動支援-」が、指定活用団体であるJANPIAより採択されました。ETIC.は資金分配団体として、防災の視点を通した地域の共助力・機動力を高めるための協働プロジェクトの支援を行います。
※採択団体一覧(2023年度通常枠〈第1回〉)
https://www.janpia.or.jp/other/news/press/press_20230829_01.html
【「地域の共助力・起動力を高める地域中間支援組織による防災・災害支援事業」概要】
・助成期間:2024年4月~2027年2月
・助成金額総額:1億8900万円/3年
・助成金額上限:1団体あたり原則3000万円/3年(資金面以外にも伴走支援を提供)
・採択団体数(予定):6団体
・申請締切:2023年12月25日
・申請主体:災害支援に限らず、地域(主に市町村域)に根差した活動を行っている団体で今後防災の観点から複数のステークホルダーと連携した中間支援的な役割を担う意思のある団体
・助成対象:本事業を通じて組織の体制強化及び地域内のネットワーク構築を目指しており、発災時に活動できるコーディネート人材の採用の意思のある団体
※複数団体協働のコンソーシアム型での応募も可能です。
※今回は構想段階の案件ではなく実行段階の案件が対象となります。助成金を活用できる協働の基盤や関係者間での合意が既にあるかどうかが審査基準に含まれます。ご留意ください。
【「地域の共助力・起動力を高める地域中間支援組織による防災・災害支援事業」趣旨】
自然災害が日常化する中において、地域に根ざした中間支援組織が、発災時における地域内の支援の隙間を埋める遊軍的コーディネーターとして機能するとともに、その後の復旧・復興まちづくりまで一環して牽引していくことを目的としています。発災時に迅速に活動を開始し、上記目的を遂行するために、災害に備えた体制的な余白づくりや地域内外の社会関係資本を増やすことを第一のゴールに設定します。そのために、コーディネーター体制の増強や、中間支援組織を中心とした広域地域でのBCP計画の策定、平時からの資源開発を目的とした地域内外のプレイヤーたちによるプロジェクト開発を推進します。発災時には、中間支援組織が既存団体の支援の隙間を埋める遊軍コーディネーターとして起動。緊急・応急期には、情報共有会議への参画、被災者へのアウトリーチや、地域内ニーズと支援リソースの調整。復旧期には、地域内外から起こる自発的な活動への伴走支援や、資金調達・人材コーディネート支援を行いつつ、復興期に向けた人的資源・財源等を地域として確保していくことを目指します。
【実行団体の公募】
「地域の共助力・起動力を高める地域中間支援組織による防災・災害支援事業」は、実行団体を募集します(12月25日締切)。詳細はWEBサイトを参照ください。事業趣旨や概要(事業対象等)説明会や個別相談会の受付について掲載しています。
防災・災害支援事業WEBサイト:https://saigaishienfund.etic.or.jp/kyuminyokin
■NPO法人ETIC.(エティック)について
Move Forward. ETIC. 行動を起こす人に伴走し、つなぎ、ともに「新しい社会」をつくる。
新しい事業づくりを通して社会課題解決に挑戦する起業家型リーダーを育成する認定NPO法人です。ETIC.という名前は、Entreprenurial Training for Innovative Communities.の頭文字をとったもの。「アントレプレナー」を増やすために、約30年活動してきました。これまでに約12,500名の若者たちが変革・創造の現場に参画し、輩出起業家は1900名以上。企業やNPOで学生が事業の成功に貢献する「長期実践型インターンシップ」(97年-)、日本初の社会起業プランコンペ「STYLE」(02-07年)、「社会起業塾イニシアティブ」(02年-)、地方で若者が挑戦できる機会をつくる「チャレンジ・コミュニティ・プロジェクト」(04年-)など、全国80地域以上で人材育成プログラムを実施。東日本大震災後には復興に取り組む起業家を支援する「右腕プログラム」を実施(11-18年)。「こんなことをやってみたい」という個人の想いを大切に事業に取り組んでいます。