第2回フィールドワーク ジャムズガーデン松嶋さんコース開催レポート(地域資源を活かした多様な人材による共創型課題解決事業)

2024年1月18日、竜王町と東近江市にて、令和5年度地域資源を活かした多様な人材による共創型課題解決事業「こくりしが」のフィールドワークを実施しました。

この日は山口県周防大島町で事業をされている株式会社瀬戸内ジャムズガーデンの松嶋匡史社長と一緒に、プレイヤーの拠点を巡り、現地視察&ディスカッションを行いました。プレーヤー8名と事務局で訪問しました。

今回訪問したプレーヤーは、竜王町で「お客さん自身がビールを作れる体験専用醸造所」の開業準備をされている義本さんと、東近江市でカフェ事業をされているかなめカフェの嶋岡さん、知田さんです。

まずは竜王町の義本さんの現場に集まり、今回のゲストである、山口県周防大島町の株式会社ジャムズガーデンの松嶋さんの取り組みをお聞きしました。松嶋さんは周防大島町で四季折々の旬の果実を使い、全て手作りでこの島でしかできないこだわりのジャムを作っていらっしゃいます。ジャムの製造販売が地域課題解決につながっていたり、移住促進など、島を盛り上げていく取り組みも多々されています。松嶋さんは、今回のプレーヤーのみなさんにとっては先を行く先輩起業家。失敗だったことはどんなことだったか、事業を作っていく時にどんなことに気をつけているのかなど、自身の事業に引きつけた質問が飛び交いました。

義本醸造株式会社の義本さんの現場では、義本さんの事業についてお聞きしたあと、出来立ての醸造所を見学しました。1の質問をすると、楽しそうに熱をもって10返してくれるような義本さんのお話に、これからどんな醸造所を作っていきたいのか、これからの展望・野望がありありと伝わってきました。

竜王町をあとにし、次は東近江市に移動し、かなめカフェの嶋岡さん、知田さんを訪ねました。かなめカフェは、地元食材を使ったハンドメイドアイスクリームのお店です。子ども向けにアイスクリームや地元食材を使った「クッキング体験」や「オーダーメイドアイスクリーム」の製造を行ったり、地元高校と連携し商品開発したり、地元に根差した取り組みをされています。
まずは店舗を見学し、事業についてお聞きしました。その後、嶋岡さん、知田さんが集まったみなさんと考えたいテーマ「地域と子どもをつなぐアイスクリーム専門店は、どんなサービスか?どんなハードか?」について、ブレスト会を実施しました。ブレスト特有の、わいわいたくさんアイディアを出すという形式で、2グループに分かれてディスカッションしましたが、なかなか盛り上がりました。プレーヤーのみなさんも、人の事業について考えながらも、自分自身にも返ってきていたようでした。

最後に松嶋さんからアドバイスのコメントをいただき、この日の学びを自分の事業にどう活かすか、内省とシェアをし、本編は終了しました。

懇親会は、引き続きかなめカフェで実施し、おふたりが今回のプレーヤーのみなさんの商品を用意してくださり、ありがたい時間となりました。ONESLASHの清水さんのお米、fm craicの釘田さんのビリヤニ、87farmの増田さんの食用花を使ったサラダ。デザートにはかなめカフェのアイスクリームでした◎

参加されたプレーヤーの方々からは、下記のような感想をいただきました。

・変化することを楽しみながらチャレンジしていく松嶋さんにとても刺激を受けましたし、自分もやりたいこと、できることからやっていこうと思いました。そしてそのチャレンジし続ける為にも、利益をだすこと、自分がいなくても回る仕組みを作ること、任せることは潔く任せていくこと、が大切だと感じます。
・地域のためになることと、ビジネスで採算を取ることの両立を模索されていて、同じような課題感を持っている私としては共感することが多かったです。
・仲間同士も回を重ねるごとに関係性が深まり、話しやすくなってきていて嬉しいです。

次は1/29の彦根フィールドワークです!