NPOのマネージャーが自分らしく、団体らしく成長していくために。
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昨日の「臨時号」でもお伝えいたしましたが、ETIC.では被災地への緊急ボランティア派遣を行うことにいたしました。ご協力いただける方は、ぜひこちらをご確認お願いします。また、今回のような取り組みを今後も推進していくため、ご寄付でのご支援も引き続き受け付けております。ぜひ一人でも多くの方が能登に心を寄せていただけますと幸いです。 ▶ボランティア参加者募集 さて、今回は、ソーシャルセクターのマネジメント人材の育成についてお話したいと思います。ETIC.では、2024年に新しく、アポロ財団およびコモンライト合同会社と連携して、ソーシャルセクターで働くマネージャーがみんなで壁を越えていく3ヶ月間の合同研修プログラムを立ち上げました。このプログラムでは、特に、子どもや若者、女性の機会格差の是正に取り組む団体を対象としており、現在までに17団体、32名をサポートしています。 内閣府「令和5年度特定非営利活動法人に関する実態調査報告書」によると、NPOの抱える経営課題の上位2つは、「後継者の不足」と「人材の確保や教育」であり、どちらも人材に関する問題です。この経営課題はビジネスセクターでも同じく常に上位にある課題でもありますが、その背景に実は違いがあると思っています。 NPOは、社会課題解決を目的としています。課題を抱えている当事者への課金は難しいことが多くNPOは組織の収入源を多様化していく必要があります。また、1つのサービスを拡大していくことだけでは課題解決に繋がらないため、早期から事業を多角化していく傾向があります。さらに、協働パートナーやボランティアなど、前提となる価値観やカルチャーの異なる多様なプレイヤーを巻き込んで課題解決を推進するため、ステークホルダーのマネジメントも自ずと複雑になっていきます。 挙げていくだけでも、目が回るような複雑性・多様性の中で、組織の中核を担うミドルマネージャーは、代表やスタッフ、ボランティアとコミュニケーションをとり、社外のステークホルダーをとりまとめ、目的・目標を共有し、それが達成できる環境を築いていくことが求められます。組織や事業規模が小さい団体も多く、変化も速いので、前例・前任がない中で、ある日突然、マネジメントの役割を任命されることも少なくありません。 その中で、組織単位や、まして個人単位で、マネージャーとしての成長機会を整えていくことはとても難しいです。だからこそ、ソーシャルセクターが集い、共同で育成機会を設けていくことが、NPOの更なる成長や、その先の社会課題解決の推進の鍵になるのではないかと私たちは考えています。 第1期を終え、NPOのマネージャーがとても孤独な中で、自分自身のミッションや業務範囲が曖昧なまま、上司やメンバーからの期待に手探りで応えようとしている実態を目の当たりにしました。マネージャーの仕事を定義し、社内で自分への期待を確認・棚卸ししながら、自分らしいマネジメントスタイルを見出し、目標を定めていくことで、「嫌いだったマネージャー業務を、楽しみだと思えるようになった」というような声が聞けるようになったのはとてもうれしい収穫です。(詳細はぜひ、プログラム紹介ムービーをご覧ください) マネージャーのみなさんを皮切りに、NPOで働くみなさんが、自分らしく、その団体らしく、楽しく、みんなで壁を越えていけるよう、これからも機会づくりをしていけたらと思っています。 ▶ソーシャルセクターマネージャー支援プログラムWEBサイト 〜ETIC.(エティック)とは〜 |
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