採択団体には3年間最大2700万円(評価関連費を除く)の資金支援とコーディネーター育成等の伴走支援を実施。将来的な全国規模のネットワーク創出を目指す。
NPO法人ETIC.(エティック、所在地:東京都渋谷区)とNPO法人北海道エンブリッジ(北海道エンブリッジ、所在地:北海道札幌市)は休眠預金を活用した事業において、全国の地域で若者の起業を支えるエコシステム構築を担う実行団体の公募を開始しています。
【公募特設サイト】 https://entre.ecosystem.etic.or.jp/kyumin
【公募締切】 2026年3月2日(月) 12:00

背景と私たちが抱く危機感
近年、全国の高校・大学において探究学習やアントレプレナーシップ教育が広がり、若者が自ら関心を持ったテーマに取り組み、課題を設定し、行動する機会は着実に増えています。
しかし、行動を起こしたい、挑戦したい若者がいるにも関わらず、身近なロールモデルや支援機会・人材の不足により、挑戦やその背景となる想いを育んでいくことができない状況が、特に首都圏以外の地域において多く存在していると考えます。
結果として、日本で若者がアントレプレナーシップを発揮しづらい状況は、依然として多く存在していると考えています。
Global Entrepreneurship Monitor 2023においても、日本のTEA(起業活動率:起業活動者の割合)は6.1%と先進国平均12.6%と比較して低く、特に、18-24歳のTEAは1.9%と非常に低い水準となっています。
個人の努力から、地域の環境が支える「循環」へ
想いがある若者たちが社会とつながり、自分の関心を形にしていくためには、個人の努力だけではなく、周囲の環境や関わる大人の存在が欠かせません。
本事業では、地域に根差した若者支援を行う実行団体と共に、単なる座学・理論の習得に留まらず、試行や検証を通じて売上を立てる経験を積むことができるプログラムを展開していきます。不確実な時代を生き抜く「個」の力を磨き上げながら、地域に新たな価値を実装する次世代リーダーを輩出していきます。
そして、身近に事業をつくる若者や、実際に活躍する若者起業家を輩出し、彼らの背中を可視化することで、さらなる挑戦を促していきます。遠いヒーローの物語ではなく、身近な事例が豊富にあることで、挑戦者が増えるだけでなく、応援する大人たちのリアリティも高めていきます。
さらに、地域社会において若者が身近に頼り、適切な情報や助言を提供できるコーディネーターの育成や、実行団体・地域エコシステム発展に向けた事業パートナー獲得も支援していきます。
この取り組みそのものが地域のハブ機能となり、散在する人・資源・機会を有機的に結びつけるネットワークとして発展していくことを目指します。若者の挑戦を一時的なイベントで終わらせることなく、継続的に生まれ、育ち、また次の世代へと経験が引き継がれていく「持続可能な循環(エコシステム)」を地域社会、そして日本全国に定着させていきます。
若者の起業家育成に実績をもつETIC.と北海道エンブリッジによる支援
NPO法人ETIC.は、1993年に、起業家をめざす学生たちが創業した団体です。創業以来、若者の起業支援を続けてきました。1997年に開始した大学生が起業家精神を育む長期実践型インターンシッププログラムには10年で2,000人が参加。2015年からは大学生起業家向けの私塾「MAKERS UNIVERSITY(https://makers-u.jp)」の開始とともに、高校生向けのイノベーター育成プログラム「MAKERS UNIVERSITY U-18(https://u-18.makers-u.jp)」を開始。年1回の合宿型プログラムに10年で330名の高校生が参加しました。
NPO法人北海道エンブリッジは、「10年後の社会に必要とされる仕組み」をつくる次世代の起業家型リーダーの輩出と、地域課題の解決に取り組むNPO法人です。2012年6月の創業以来、長期実践型インターンシップを軸に多様なセクターと連携し、累計2,000名を超える学生のキャリア支援を実施してきました。学生向けの若年層創業支援サポート「mocteco(https://mocteco.org)」では、8年間で81名が参加し、61.7%の学生が売上を創出、27.1%が起業、現在は22団体が法人として継続的に活動しています。

実行団体への支援内容
3年間の事業期間中、資金面だけでなく、地域社会において若者が身近に頼り、適切な情報や助言を提供できる「コーディネーター」の育成や、事業パートナー獲得も強力に支援します。
助成金額
1団体あたり最大2,700万円(3年間の総額)
※別途評価関連費として、助成金額の+5%の予算計上が可能
助成期間
2026年4月~2029年2月末
伴走支援内容
- 起業支援コーディネーターの採用・育成支援
- 全国ネットワークとの接続・コーディネート
- 採択団体同士のネットワーキング
- プログラム運営・参加学生募集に向けた助言・ノウハウ共有
- 社会的インパクト評価の実装支援
- 本事業における精算等管理業務の支援
※実行団体の状況に応じて支援内容が異なる場合があります。
公募概要・スケジュール
公募期間
2026年1月31日(土) ~ 3月2日(月) 12:00
採択団体数
5団体程度
対象となる団体
- 日本全国の地域に根差した活動を行っている団体
※公募要領を満たせば法人格の有無・形態・非営利性は問わない - 若者のキャリア支援・自立支援や地域活性化に実績があり、地域課題や若者支援の現場を理解している団体
- 起業機会や情報にアクセスしにくい高校生・若者への支援実績を有し、実践型起業支援に取り組む意欲のある団体
- 本事業終了後も継続して、次世代育成や地域エコシステムの構築に取り組む団体
- 資金分配団体や他団体と連携し、地域内外のリソース調達に取り組む意志がある団体
- 資金分配団体が指定する研修・講座を全て受講できる団体
- 団体のガバナンス・コンプライアンスはじめ管理体制が一定の要件を満たせる団体
申請方法
WEBサイトより、申請資料をダウンロードの上、メールにてご提出ください。
WEBサイト:https://entre.ecosystem.etic.or.jp/kyumin
その他
オンライン個別相談会を随時開催いたします。自団体の主事業と本事業との関連付け、公募要領の内容、採択後に必要とされる組織体制、申請方法等、申請にあたり気になる点などあれば、お気軽にご相談ください。
実施体制
特定非営利活動法人エティックは、特定非営利活動法人北海道エンブリッジとコンソーシアムを形成し、休眠預金等活用法に基づく資金分配団体として採択されました。(指定活用団体:一般財団法人日本民間公益活動連携機構、東京都千代田区)
特定非営利活動法人エティック
Move Forward. ETIC.
行動を起こす人に伴走し、つなぎ、ともに「あたらしい社会」をつくる。
1993年創業、2000年にNPO法人化、2017年に認定NPO法人取得。起業家育成、企業や自治体などの異なるセクター間の共創コーディネート、コーディネーター育成に取り組んでいます。手がけてきた実践型インターンシップや起業⽀援プログラムに約19,000名が参加し、約2,200名が起業しました。
WEBサイト:https://etic.or.jp/
特定非営利活動法人北海道エンブリッジ
北海道エンブリッジは、「10年後の社会に必要とされる仕組み」をつくる次世代の起業家型リーダー輩出、地域の課題を解決する取り組みを行うNPO法人です。長期実践型インターンシップを軸に、様々なセクターと連携し、地域全体で若者を育成する仕組みをつくり続けています。
WEBサイト:https://en-bridge.org/
【お問合せ・取材申込み】
ページ下の「法人お問い合わせ」よりご連絡お願いいたします。