ETIC.Letter2026年2月26日号「インパクトコースを新設した「社会起業塾イニシアティブ」。最前線の社会起業家と社会変革のヒントを探る成果報告会を開催」を発行しました

インパクトコースを新設した「社会起業塾イニシアティブ」。
最前線の社会起業家と社会変革のヒントを探る成果報告会を開催

雪の心配から一転、春の陽気を感じる暖かさですね。皆さんいかがお過ごしでしょうか。今回は、社会起業家支援の取り組みについてお話したいと思います。

ETIC.では、2002年から事業を通じた社会変革を目指す社会起業家を応援する「社会起業塾イニシアティブ」というプログラムを運営しています。2025年にプログラムをリニューアルし、これまでも支援してきた創業期の起業家向けの機会に加え、成長拡大およびその準備期にいる起業家向けに「インパクトコース」を新設しました。

その背景には、社会変革を目指す事業経営の難しさに対する問題意識があります。ソーシャルビジネスは、これまで解決できていない課題に取り組むため、事業を立ち上げ、軌道にのせることが難しい領域です。そのため、ETIC.では創業期を粘り強く乗り越えていくための機会として、24年前に社会起業塾をはじめました。

しかし、事業が軌道にのった後にも、多くの苦難が起業家を待ち受けています。社会課題は、一つのソリューションで解決できるものではなく、さまざまな要因や背景が複雑に絡みあっています。多くの人とつながり、協働するなかで、社会への解像度があがり、組織としてやるべきことは、どんどん増えていくのです。自分たちは何をして、何をしないのか。組織も事業も成長し、スタッフも増えていく。適切に取捨選択をしていかないと、組織は疲弊していってしまいます。実際に、複数の事業を走らせ、事業規模5000万円以上を超えるようなステージの組織からの経営相談が、ETIC.のもとにも増えてきていました。

そこで、成長拡大期にある起業家の皆さんと、事業戦略だけでなく、経営者としての倫理観・哲学、組織のミッションを踏まえ、「覚悟をもって意思決定する力」を磨く機会を設けていきたいと考え、「インパクトコース」を新たに立ち上げました。

「規模の拡大・効率性 vs 質の高い人間的な関係性」「カルチャーの維持 vs 事業の標準化」など、社会変革に向かっていくなかでは、2項対立を超えて意思決定していく場面に多く出合います。そのときに、自分たちは、なにを大切にしてどんな判断を下すのか。それを組織の中で共有する器をどうつくっていくのか。こうした難しい探究に挑戦しようと、初年度は10団体の経営者・チームに参画いただいています。

プログラムでは、メンターである先輩経営者と、リアルな経営相談が飛び交う濃密な時間となっています。仕組化と主体性のバランス、言語化や組織内でのコミュニケーション密度。当事者の支援でどうにもできなかった悔しい・しんどい場面もたくさんある。その中でどう前向きにエネルギーを向かわせていくのか。多様なステークホルダーを巻き込みながら、社会課題を「みんなで」解決していくとは、一体どういうことなのか。今の経営上の具体的な悩みを扱い、他の経営者の考えや工夫を聞きながら、自分たちらしい答えを探していく、そのような時間を過ごしています。

3月17日に、今年度の参加者起業家による成果報告の機会として「社会起業塾イニシアティブ DEMO DAY」を開催します。

社会変革は、ソーシャルセクターだけが取り組むものではありません。多くのステークホルダーとの協働により、「みんなで」変化を生み出していくことが必要不可欠です。社会変革を担う多くの方々と、効果的な取り組みについてのヒントを探る時間にしたいと思っています。もしご関心あれば、ぜひご参加ください。

▶2025年度 社会起業塾イニシアティブ DEMO DAY

日時:2026年3月17日(火)13:00〜17:00(終了後 名刺交換会/懇親会あり)
場所:田町駅近辺(お申し込み後にご案内)
参加対象: 企業のCSR・CSV・サステナビリティ担当者/関心のある社員、社会起業家・NPO・ソーシャルビジネス関係者、社会起業塾アルムナイ・支援者

定員:50名程度
参加費:無料
>>お申込みはこちら

〜ETIC.(エティック)とは〜
30年にわたり、企業・行政・NPOの皆さまと協力しながら1800人以上の起業を支援してきました。
多様な働き方や地方への移住といった、生き方の選択肢を広げる機会も提供しています。
●ETIC.が取り組むプロジェクト一覧
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「自分軸」の起業を推進して10年、町に起きた変化とは?──北海道厚真町役場
奥能登と金沢にアクセサリー工房を設置し職人を育成。女性の多様な働き方を支援し、働く場所と仕事の選択肢を増やす──合同会社CとH 伊藤紗恵さん
田舎だからこそ、自分たちでつくり出す余白がある。ものづくりを通じて人と人をつなぐ、KILTA雲南 中澤太輔さん

若者起業支援の現状打破へ

【3/2正午締切】休眠預金を活用し「地域で若者の起業を支えるエコシステム構築」を担う5団体を公募

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