
2026年7月28日に発生した熊本県での地震により被害を受けた皆さまに、心からお見舞いを申し上げます。また、現地での緊急支援活動に取り組まれている皆さまに、感謝と敬意を申し上げます。
NPO法人ETIC.(エティック)は、熊本地震の緊急支援として、ETIC.が事務局を務める一般社団法人チャレコミ災害支援ネットワークと連携して活動を行っています。
ここまでの2週間ほどで、たくさんのご支援をいただきました。本当にありがとうございます。
これまでの活動について報告いたします。
被災地でのニーズ調査をしています
熊本や九州で以前から一緒に活動してきたチャレンジ・コミュニティ・プロジェクト会員の4団体(フミダス、日添、ムーンベース、横川kito)と連絡を取り、被災した方たちが「今、何に困っているか」を調べています。同時に、必要な人手やものを送るための情報の整理も進めています。
行政や大きな支援団体では気づかなかったり、後回しになりがちだったりするような、細かい困りごとにも気を配りながら調査を行っています。
調査のなかで、少しずつ現地の状況が見えてきました。建物などの被災状況は報道でも取り上げられていますが、生業への影響も深刻です。たとえば八代市内や近郊にはたくさんの梨農家があります。収穫を目前にして多くの梨が落ちてしまいました。この状況や落ちた果樹の活用方法などについても調査を行っています。

生活用水をつくる濾過装置の提供を支援
小水力発電等のコンサルティングを行っている株式会社リバー・ヴィレッジ(福岡県)の村川代表より、山梨大学の西田継教授が開発された超小型造水機「ロカロカ」数台のご提供が可能だというご連絡をいただきました。被災地域で生活用水が不足しているという課題を踏まえ、設置の可能性を探ったなかで、福岡県久留米市の社会福祉法人拓くを通じて、熊本県宇城市の障碍者支援施設に設置いただくことができました。
「ロカロカ」は、能登半島地震の被災地区での支援活動の経験をもとに開発された、持ち運びが可能で、水路や池や沢の水を濾過して生活用水をつくることができる装置です。
被災地域への設置支援を行った社会福祉法人拓くは、ETIC.が資金分配団体として実施している休眠預金活用事業「地域の共助力・起動力を高める地域中間支援組織による防災・災害支援事業」の実行団体として、平時から防災について意識を高める取り組みを行ってきた団体です。

被災者のニーズの隙間を埋める活動を続けます
ETIC.は引き続き、被災地域やその周辺で活動してきた地元の団体と協力しながら支援活動を続けていきます。
地元の団体は、住民との信頼関係や土地勘を強みに、外から来た人には見えにくい「隙間のニーズ」を拾うことができます。
ETIC.はこうした団体と一緒に、見落とされがちな困りごとを探し出し、そこに必要な人の力を届けます。
そして、これは地震直後だけの話ではありません。地域が本当の意味で復興するまでには、何年もかかります。これから地域が立ち上がっていくためにはその地域に住む人たち自身を支え、必要な支援や取り組みを生み出していくことが求められます。
だからこそ、最初の段階でしっかり現場の状況を把握しておくことが、その後の長い復興の土台になるのです。
私たちの活動の主旨をご理解いただき、お力添えをいただけますと幸いです。
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